WordPress(ワードプレス)とは?世界ナンバーワンのWebサイト制作ツール - 【開発】不動産プラグインマーケット
WordPress(ワードプレス)は、世界的に人気のあるウェブサイト制作ツールです。このオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)は、初心者からエキスパートまで、さまざまなユーザーによって広く利用されています。WordPressは、その使いやすさ、柔軟性、拡張性の高さで知られており、個人ブログから大規模な企業ウェブサイトまで、あらゆる種類のサイトを作成するためのツールとして選ばれています。
この記事では、WordPressの特徴やメリット・デメリット、世界ナンバーワンと言われる理由などについて解説していきます。
WordPressの特徴
WordPressとはどのようなツールなのか?簡単に解説していきます。
WordPressとは?
WordPressは「ワードプレス」と読み、一言でいえば「ブログやホームページを立ち上げる(制作する)ためのCMS」です。
WordPressは無料で使えるツール
CMS(シーエムエス)というのは、「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の頭文字をとった呼び方で、WEBサイトを制作するスキルがなくても、ホームページの制作や更新ができ、コンテンツを管理できるシステム(ツール)の総称のことです。WordPressもこのCMSの一種です。
中でもWordPressは「オープンソースCMS」と呼ばれるものに分類されており、システムのプログラム本体のソースコード(プログラム自体)が一般に公開されているCMSで、無料で公開・利用が可能なシステムになっています。反対にWordPressとは別に有料のCMSも存在します。
WordPressは世界規模での利用率ナンバーワン
実はWordPressは、世界でも日本でも最も使われているCMSです。
W3Techsという企業が調査した結果によると、世界中のWEBサイト全体の43.3%がWordPressを使って作られており、世界全体のCMSの65.1%ものシェア率を誇ります。
さらに同社(W3Techs社)の日本でのWordPress利用率の調査によると、日本の全WEBサイトの84.5%がWordPressで作られているというデータも出ています。
最近は日本でも広告などで知られてきている「Shopify(ショッピファイ)」「Wix(ウィックス)」「Jimdo(ジンドゥー)」といったCMSもそれぞれ日本での使用率は、Shopify:2.4%、Wix:0.4%、Jimdo:1.1%という結果で、WordPressの84.5%がいかに圧倒的な数字か分かると思います。ちなみにWordPressに次いで利用率が多いのは、Adobe Systems:3.0%、その次がShopifyという結果となっています。
WordPressの利用したWEBサイトにかかる料金
WordPress自体の利用料は無料でインストール、ダウンロードが可能です。
しかし、WordPressはそれ単体では動作しません。WordPressを利用する前に準備するものは最低でも下記の2つが必要です。
- サーバ(レンタルサーバなど)
- ドメイン
WEBサイト/ホームページを「お店の店舗」に例えると、サーバは「店舗を建てるための土地」、ドメインは「土地の住所(番地など)」にそれぞれ該当するものになります。
インターネットという空間の中で、ホームページを立ち上げる(店舗を建てる)には、まず「土地を確保して、住所を登録する」ことが必要です。
WordPressは「自分が持っている土地の上に建てられるプレハブ」という位置づけになります。
レンタルサーバ代は、安いものであれば月額500円程度から借りられるものもありますが、あまり安すぎるものだとWordPressに対応しているかどうか分かりません。WordPressに対応したものでのプランであれば、月額1,000円程度を見ておくのが妥当だと思います。
ドメイン代は、どのようなドメインを取得するかによって異なります。例えば「.com」は年間1,000円ぐらいでも「.co.jp」は年間3,000円ぐらいなどになります。また、同じドメインは存在しないため、早い者勝ちでの取得になります。
自由に自分独自のカスタマイズも可能
専門的な知識がなくてもWEBサイトを制作することができるWordPressですが、専門的な知識を持っていると自分独自のオリジナルのデザインを作ったり、管理画面に機能を追加したりすることも自由にできます。
最近のWordPressでは「フルサイト編集/フルサイトエディタ」機能と呼ばれる直感的にWEBサイトの見た目を編集できる機能が搭載されたデザインテーマも公開されており、専門的な知識がなくても自由な見た目を作ることが可能になってきています。※ただし、フルサイト編集機能に対応したデザインテーマである必要があります。
WordPressを利用する上でのメリット
では、WordPressを利用するメリットには何があるのでしょうか?
安価に構築が可能
上述のWordPressの特徴でも紹介したとおり、最低限での利用であれば、WordPress自体の利用料は無料、サーバとドメインを契約すればWEBサイト制作を始めることができます。
更新や投稿が簡単
元々WordPressはブログサイトを構築するためのCMSとして広まりました。そのため、機能としてもコンテンツの更新がしやすい作りになっています。
難しい知識なしでもホームページやブログが作れる
HTMLやCSS、JavascriptなどWEBサイトを作る際には専用の言語(プログラム言語のようなもの)の知識が必要になります。
WordPressでも全く必要ないというわけではないですが、基本的には初心者でも簡単に操作ができる管理画面や直感的にデザインを作れる機能などが標準で備わっているため、初めて利用する人でもホームページやブログを作ることができます。
初めの慣れない内は抵抗があるかもしれませんが、慣れてくると簡単に情報を更新していくことが可能です。
情報が多いので、困ったときに調べやすい
WordPressは世界的にも利用率が高く、日本国内でも利用しているサイトは数多く存在します。利用者が多いということはノウハウやWEBサイト制作のコツを持っている人もたくさんいるということです。このような情報はたいていの場合、インターネットで検索するとヒットすることが多いです。
WordPress関連で何か困ったときは検索してみると、解決策を示してくれている企業や個人のWEBサイトが多く出てくるはずです。
ブログやホームページの所有権が、完全に自分のもの
例えばブログサイトではアメブロなどに自分で執筆したサイトなどは、仮にアメブロが閉鎖してしまった場合にはすべて消えてしまいます。
ですが、自身でサーバをレンタルしてWEBサイトを構築するため、基本的にはWEBサイトの所有権は自分のものになります。
WEBサイトに関連すれば、デザインや写真などの面では著作権や肖像権などのルールもあるので気を付けましょう。
WordPressを利用する上でのデメリット
WordPressを利用する上でのメリットを紹介しましたが、次にデメリットについても見ていきましょう。
「WordPressは無料」でもWEBサイトは無料ではない
デメリットというほどでもないですが、何度も説明している通り、WordPress自体は無料で提供されています。
ですが「WEBサイト」として立ち上げるためには、WordPressだけでは不可能で、最低限サーバやドメインが必要となります。
そのため、完全に無料で始めたいという場合には、サーバ込みのサービスとして「Wix」や「Jimdo」といったCMSの無料プランなどを利用することで、完全に無料でWEBサイトを作ることも可能です。ただし、無料のものにはいくつか制限があり、独自ドメインを設定できなかったり(ドメイン:WEBサイトのURLが決められている)、WEBサイトの中に広告が表示されていたりします。
そのため、ある程度自由に自分のWEBサイトを作る場合には、サーバを自分でレンタルして構築できるWordPressがお勧めです。
脆弱性・セキュリティホールがよく見つかる
WordPressは多くの人が利用しています。そのため、悪質なハッカーにも狙われやすくなります。
個別のWEBサイトに対してのハッキングというよりも、WordPressの仕組みや関連するシステム(プラグインやデザインテーマなど)のセキュリティ的に弱い部分を探し出して、セキュリティホールとなる箇所に悪質ないたずらを仕掛けたり、データを抜き取ったりすることがあります。
そのため、WordPress自体も関連するシステムもそういったセキュリティ的に弱い部分が見つかった際や機能のアップデートなどのために定期的にバージョンアップを繰り返して対策をしています。
定期的にアップデートが必要
セキュリティ対策などによる定期的なアップデートは、基本的には手動でアップデートをする必要があります。
自動で更新されるように設定することも可能ですが、基本的には「更新する」ボタンを押下する形になりますが、安全にWEBサイトを運用するためには必要な作業になります。
この定期的なアップデートは忘れられがちで、WEBサイトは作ったら終わりではなく、定期的なメンテナンスも重要な作業の一つになります。
まとめ:WordPressは世界で最も利用されているWEBサイト制作ツール
WordPressの特徴やメリット、デメリットを紹介してきましたがいかがでしょうか?
昨今ではWEBサイトは企業に頼まなくても、自分で制作することが容易になってきています。企業に頼むとどうしても費用が高くなってしまい、予算的に自社のWEBサイトを持つことをあきらめてしまっている人もまだまだ多くいるかもしれません。
WordPressは比較的安価にかつ独自ドメインで簡単にWEBサイトを作ることができるツールです。
多くの人が使っているため、悩むことがあっても調べれば自分で解決できることも多くあります。
ぜひ、WordPressで自社のWEBサイトを制作して、潜在顧客を誘導できるWEBサイトを構築してみてはいかがでしょうか?